2011年09月14日
果たして運動は健康に良いのかという答えには、指導する立場からすると運動がダメとは言えません。
運動を全くしない場合には、
子供は発育不全、大人は運動機能の低下を招きます。
また中高年齢の方の運動不足は、運動機能が著しく低下しやすくなります。
ですので、不健康とも言えます。
ただし運動をやり過ぎればケガをしてしまうこともあります。
要は程度の問題で、強すぎず、弱過ぎない適度に行うことが大切です。
適度というのは個人差が非常に大きく、絶対的な指針を示すことは困難です。
プロのアスリートでもトライ&エラーの試行錯誤を繰り返して、
ようやく自分にとって最適なトレーニング方法を見つけます。
そして時間の経過とともに変化する体と、
向き合いながら健康な状態を保つように努力するのです。
一般的に「健康」に対する捉え方は人それぞれですが、
WHOの健康概念は「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態」
とされており、この条件をクリアするのは非常に難しいです。
完全な状態を目指す事も良いかもしれませんが、
日常生活送るために心身に支障がなければ健康だと思います。
しかしながら、
お腹周りを測って規格外だった場合、不健康とされてしまいます。
それでも健康だと言い切る事には否定しません。
なぜなら今ある身体組成や形態の基準や規格が、
全ての方の健康を測る上で完全とは言えないからです。
身体組成や形態に関する数値が平均値より高い低いというだけで、
健康か否かを決めることも好ましくありません。
むしろ自分が公私ともに楽しめる状態こそが健康なのだと思えますし、
それらを支えるなかで「運動」も大切な役割を果たせることになります。
ボディコンサルティング
藤原豊樹
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