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2022年02月10日
ひどい月経痛(生理痛)を伴う月経困難症には、子宮筋腫や子宮内膜症に併発して発生するものと、子宮に特段的に異常が見られないものに発生するものとに大きく分けられています。
この原因は、月経時に子宮から剥がれる子宮内膜中のプロスタグランジンという局所ホルモンによると考えられています。
このプロスタグランジンの働きは、子宮の収縮を促進させて生理の経血を体外に排出させる役割があります。
この作用が生理開始前から生理の前半まで急激に増加します。
そのために子宮の収縮が強まり、キリキリとした痛みが下腹部に感じるようになるのです。
また頭痛や腰痛なども症状もあります。
したがって卵巣や下垂体ホルモンは直接的な関わりはありませんが、排卵後に分泌される卵巣からの黄体ホルモン(プロゲステロン)により子宮内膜が分泌期にあることで、より多くのプロスタグランジンが分泌されますので、そういった意味では、卵巣ホルモンも関わっているとも考えられます。
排卵が起こらないにも関わらず出血する(無排卵性出血)では、通常、月経痛は起こらないとされます。
あまりに月経痛のひどい人は、やはり婦人科の専門医に診てもらって月経痛に向いた鎮痛剤やホルモン療法で緩和させていくことが良いでしょう。
気軽に相談にのってくれる医師がいることはとても心強いことだと思います。
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