女性のダイエットの正しい考え方 - 王道パーソナルトレーナー藤原豊樹

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女性のダイエットの正しい考え方

2022年02月10日

ダイエットとは、
『適正体重を維持するための食事』あるいは『食事療法』のことです。

健康を維持したダイエットとは、
単に体重を減らせば良いというものではなく、
必要以上に蓄積した体脂肪を減らすことだと考えるべきでしょう。

カラダづくりは、
運動・食事・休養の3つのバランスで成り立ちます。

便利になった世の中では、
カラダを使う機会が減り、
摂取したエネルギーをあまり消費しない環境とも言えます。

また豊かな食生活を送れる日本では、
食べ過ぎて肥満になりやすいことも事実です。
そのため色々なダイエット法が出没しています。

中には極端な方法があり、
例えば糖質(炭水化物)抜きダイエット。

糖質は脳の唯一のエネルギー源であり、
カラダを動かすエネルギーでもあります。

つまり糖質がなければ考えることも、
動くこともできなくなります。

したがって、
まったく摂らないことは体に良いわけがありません。

たとえ痩せたとしても、
脂肪が減ったのではなく足りないエネルギーを補うために、
筋肉などのカラダを構成する組織が減ったことになります。

つまり脂肪組織自体は減らず、
除脂肪体重のみが減少する。

結果的に体脂肪の割合が増えることとなります。

またサプリメントのみや、
ある特定食品だけを摂取するダイエットもおすすめしません。

栄養素は多くとるほど良いというものではなく、
下手な摂取は栄養バランスを崩してしまいます。

偏った摂取により、
体内では他の栄養素との相対的な過不足を引き起こします。

上手にバランスよく摂らなければサプリメントの効果はありません。

巷に溢れるダイエット方法を、
一生続けられれば体重は維持できるかもしれません。

運動・食事・休養の3つがカラダをつくる重要な要因です。

したがって半年以内ではなく、
一生涯続けられる方法でなれば、
ダイエット法としては期間限定効果になってしまいます。

一度リバウンドすると、
再び痩せようと思っても、
前回ダイエットに挑戦した時よりも痩せるまでに時間を要するようになります。

これを繰り返すと、
人間の恒常性の性質から痩せない体になってしまいます。

そうはならないようにダイエットの王道とは、
摂取カロリーよりもカロリー消費が上回ることです。

つまり、
運動を伴わないダイエットは、
筋グリコーゲンと水分・身体の筋や骨の減少を招きます。

食事については、
糖質とタンパク質はとるが、
脂質、砂糖やジュースは控える。

ダイエットに効率の良い運動強度は最大酸素摂取能力の60%。
ただし、高齢者や体力の低い人は40~50%。
などと正しい方法はすでに存在します。

体重調整が必要なスポーツ選手の場合は、
日常は油脂と砂糖に注意し、脂質は抑えて他の栄養素は十分にとる。
欠食しない、寝る前は食べないようにしています。

短期間の減量は体力を低下させるため、
どんなに早くても1週間に1kg以内のペースとされています。

様々な健康情報が発信されている中では、
自分に正しい情報を取捨選択することは難しいと思います。

メディアが取り上げるデータは、
あくまでも調査対象となった人だけの結果の可能性もあります。

また動物を使った実験結果は、
人間も同じ結果を出すとは限りません。

信頼できるのは、
自分が試したダイエット方法の結果が最高の「エビデンス(科学的根拠)」なのです。

先ずは食事量を控えるか、
運動をするなどして色々と試しながら、
ボディメイクした方が良いでしょう。



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