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2022年02月10日
一般的に、女性選手における貧血は男性選手に比べてはるかに多いです。
貧血の予防はスポーツ選手にとってトレーニング効果を高めるだけでなく、ベストコンディションを維持し、競技力の向上をはかるためになります。
また健康管理という面からも重要な課題です。
運動するということは、たくさんの酸素を必要とします。
貧血は、ヘモグロビン濃度が減っている状態ですから、酸素運搬能力が低下に伴い運動能力を低下させる可能性が高いのです。
女性選手にみられる貧血発生の原因のほとんどは、鉄欠乏症状態と考えられます。
鉄欠乏症には、夏場の暑い中のトレーニングで大量の汗から鉄分が身体から失われることと、食欲の減退やダイエットによる食べる量が減ったことによる鉄分摂取量が不足によるものです。
さらに女性には月経による鉄分の損失があります。
激しいトレーニングも加わり赤血球の破壊を促進し、貧血を起こすというスポーツ性貧血も一つの要因です。
ただしスポーツ性貧血は、病気でありません。
持久力を必要とするスポーツの選手に多くみられ、とくに陸上の中長距離選手に多いようです。
なのでランニングを趣味にされている方は注意してください。
スポーツ性貧血の予防には、トレーニングと休息の時間配分を考え、水分を摂り過ぎず、食事の回数を減らさないように食べやすい食事を工夫することです。
そしてもっとも大切なことは、自分の適正体重を知り、急激な変動がないように心がけて運動を楽しむことです。
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