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2022年02月10日
正常な月経による排卵は1回につきエストロゲンが200ピコグラム(pg)分泌されます。
(ピコグラム(pg)=1兆分の1グラム(g))
これが毎月の月経ごとに出てバランスを保っているのですが、排卵しないと20~30pg程度という低い量しか出ません。
卵胞ホルモンであるエストロゲンの働きは、
・子宮、卵巣、膣、乳房など女性性器の成熟を促します。
・皮下脂肪を増やして女性らしい丸みを帯びた体(とくに乳房、腰、太ももなど)にします。
・子宮壁を厚くし、受精卵が着床できる状態をつくります。
・悪玉コレステロール(LDL)と総コレステロールを抑えて、善玉コレステロール(HDL)を増やします。
・血流を促進し、心疾患を防ぐ働きもありあます。
・コラーゲンの合成を進め、柔軟で肌ツヤのある状態を保ちます。
・骨芽細胞を刺激して、一定の骨量を保ちます。
・自律神経を安定させます。
このような女性のカラダに良い影響を与えてくれるエストロゲンが、通常よりも僅かにしか分泌されないと、5年、10年経つと悪い影響が出るでしょう。
エストロゲンは女性のカラダにとって大変良い効果をもたらす貴重なホルモンなのです。
このエストロゲンのない状態が10代、20代の若い女性で起こることは、将来の健康状態に危惧せざるを得ません。
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