2011年05月28日
ATP-CPr系は、解糖系、有酸素系などの3つあるエネルギー供給系の1つです。
生体内でクレアチン燐酸が分解されるときに、ATPが合成される無酸素エネルギー供給機構です。
この供給機構システムはクレアチン燐酸(phophocreatine:PCr)を用いて、ADP+PCr (ADP;アデノシン二燐酸,Cr;クレアチン) = ATP+Crの反応を介してアデノシン三燐酸(ATP)を供給しています。
このエネルギー供給機構の特徴は、3つあるエネルギー供給系の中では、ATPの供給速度は最も高いのですが、供給時間は最も短いのです。
供給時間が短いのはPCrが枯渇するためであり、最大努力で筋収縮を行った場合、10秒以内で供給は止まってしまいます。
100m程度の距離を全力で走ったりするようなきわめて短時間で終了する運動では、必要なATPのほとんどがこのエネルギー供給機構から賄われています。
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