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2011年08月17日
「マラソン」とは、42.195 kmの長距離走のレースを意味しています。一般には、3 km程度から100 km(ウルトラマラソン)の様々な長距離走を称して、「マラソン」と呼ばれることもあります。
そのために陸上競技では、42.195kmのレースを「フル・マラソン」として区別して称されています。
現在、世界のトップランナーは、男性が2時間4分台、女性が2時間15分台で42.195kmを走破します。
100mの平均ペースに換算すると男性が17秒7、女性が19秒3と驚異的な速さです。
この42.195kmという一見、中途半端な距離は、1908年開催の第4回ロンドン五輪におけるマラソンレース(国王の住む宮殿から競技場までの距離)時の距離で、後にこの距離が正式なマラソンの距離として採用されることになりました。
一般ランナーの方は完走することを目的として参加されている場合がとても多く、また「サブフォー」・「サブスリー」と呼ばれる3時間や4時間を切るタイムで走破することを目標とするランナーも多くおられます。
これは100mの平均ペースに換算して34秒以内となります。
一般ランナーの中には、レースの途中で棄権してしまったり、ウォーキングを交えながらゴールする方も多くおられます。この場合、ゴールタイムは4時間から5時間台となります。
ほとんど歩いて完走した場合は約8~10時間のゴールタイムになります。
このように、一見誰でも完走できそうな「フル・マラソン」ですが、途中でリタイヤしてしまう場合も少なくありません。
それがフル・マラソン42.195kmの過酷さであり、魅力なのでしょう。
マラソンが過酷である由縁は、生命の維持に必要なエネルギー源である糖質を使い切ってしまうほどの大量のエネルギーを必要とするところにあります。
したがって、マラソンを楽しく完走(一度も歩かずに走り切ること)するには、1日平均マラソンの半分の距離(約20km)を走る体力が必要です。
またはマラニックという走るなかで、歩いたりしても構いませんが、脚を止めずに2時間30分動き続ける脚力が必要です。
どちらの際もスピードは問いません。
速く走れるランナーはそれだけマラソンを速く走りきることができますし、ゆっくり走ってトレーニングしたランナーはそれだけゆっくりしか走れないことになります。
ただし毎日平均20km走るよりは、ある日には30km、またある日には10kmと距離をいろいろ経験しておくことも大切です。
特にレースまでに35km以上の距離を2回経験しておくことが望ましいでしょう。
「マラソンは30kmあるいは35kmからスタートだ」といわれるように、30kmを超えるころから、筋肉や肝臓に蓄えていたグリコーゲンが徐々に少なくなり、それに代わって脂肪の燃焼率が高まってきます。
できるだけ糖質の枯渇を抑えること。
そして、エネルギー源としての脂肪の利用比率を高めることがポイントとなります。
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