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2011年08月23日
何らかの理由によって身体活動が行われなくなった状態を不活動と言います。
我々、人間は日常生活において無意識に、1Gの重力環境下で立ったり歩いたりという身体活動を行っています。
宇宙飛行時に経験するような微小重力環境のシミュレーションとしては、人間に対してはベッドレスト(1日中、ベッドに横たわって生活する実験モデル)や関節固定が、実験動物に対しては尾部懸垂(後肢を地面に接触しないようにして飼育する実験モデル)のような不活動モデルが用いられてきています。
これらはいずれも骨格筋の萎縮や、それに伴った筋力の低下を生じさせ、筋萎縮や筋力低下の程度は特に抗重力において大きいとされています。
不活動によるもう1つの重要な変化として、ヒラメ筋のような遅筋型の筋においては速筋型ミオシン重鎖が増加することがあげられます。
その結果として筋線維組成にも変化が生じ、同時に収縮特性や代謝特性においても遅筋型から速筋型へ向かう移行が認められています。
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