無酸素性作業闘値【anarobic threshold:AT】 - 王道パーソナルトレーナー藤原豊樹

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無酸素性作業闘値【anarobic threshold:AT】

2011年08月26日

無酸素性作業闘値(AT)は、1964年にワッサーマン (K.Wasserman)らが提唱した概念です。

運動強度が高くなるにつれ、酸素の需要量に供給量が追いつかなくなった時、無気的代謝が生じて乳酸が生成されます。

血中に放出された乳酸は重炭酸イオンによって緩衝され、二酸化炭素が過剰排出されます。

二酸化炭素過剰排出は呼吸交換比(RER)を増大させ、このRERの急上昇が生じる強度が有酸素と無酸素が分かれる「閾値」であると発表されました。

その後、ワッサーマンらは実験を重ね修正を加え、現在はおおむね彼らの概念は否定されている。

現状では、ATは運動強度や有酸素性作業能の判定基準として用いられており、指標としては換気性作業闘値(VT)、乳酸性作業閾値(LT)、OBLAなどがあります。



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