HOME > トレーニング用語集 > 運動・スポーツで熱中症に強いカラダになる
2016年09月04日
熱中症とは、暑熱環境下においての身体適応の障害のことです。
一昔前は、日射病や熱痙攣などの言葉がよく使われていましたが、現代では総称として「熱中症」とまとめて表現することが一般的となりました。
主な原因は高温、多湿の環境で過ごすとなりやすいですが、急な温度環境の変化や睡眠不足・水分不足なども大きな原因です。
夏場で運動・スポーツを実施する場合は、熱中症の予防するために人間への対策が必要です。
・風通しの良い場所で行う。
・帽子などを着用する。
・通気性、吸湿性、速乾性に優れた衣類を着用する。
・気温が最も高くなりやすい時間帯の運動実施を避ける。
・冷たい水などを少量ずつこまめに摂取する。
・テープを貼って鼻腔を広げて頭部の温度上昇を防ぐ。
以上のような対策があります。
また夏に試合があって、
どうしてもハードな運動をカラダに課す場合は、
小まめに冷たい保冷剤や水で脳を冷やすことで熱中症予防に効果的です。
さらに一時的な対策として、
冷水を浴びるなどしてカラダを冷やすというプレクーリングがあります。
炎天下でも30分程度の有酸素運動であれば、体温の上昇幅が増えるので熱中症対策に効果的です。
ただ予防ばかりと言っていられないスポーツ選手も多くいます。
そのため熱中症に強いカラダになる必要もあります。
熱中症に強くなるには熱中症になる直前まで耐えるしかありません。
アスリートなら暑熱順化のために高温環境下で運動・トレーニングを行う必要があります。
暑いからといってすぐに運動・トレーニングを中止すると暑さ強くなれません。
繰り返しの暑熱環境下で運動することによって、暑い中で30分も運動を継続できなかったアスリートでも、1〜2週間で暑熱耐性が亢進し1時間以上でも運動を続けられるようになります。
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